肩の脱臼手術 気になる手術費用は？

私がうけた肩の反復性脱臼（脱臼癖）の手術「関節鏡下肩関節唇形成術」にかかった費用を全て公開します。
これから手術を受ける方や、手術を考えている方の参考になれば幸いです。
手術経過など、ここまでの一連の流れについては肩の脱臼癖（反復性脱臼）を治す方法の記事から読んでみてください。

脱臼癖を治す手術の費用は？

全身麻酔や内視鏡を使うような手術内容の場合、一般的にいえば50万円は超えます。
そこに入院費用や投薬費用等が加算された合計金額から、自己負担割合を支払うことになる訳です。
病院の会計って前もって見積もりをくれる訳ではないので、あとから通知される請求額にドキドキしますよね。

ただ、前もって「限度額適用認定証」を申請・受け取っていれば、保険適用部分に関しては一定額で収まります。

年収が600万円以下　80,100円+1%
年収が210万円以下　57,600円

つまり、手術費用が100万かかろうと200万かかろうと、保険適用部分の医療費は8万円を超えることは無いのです。
限度額適用認定証は国民健康保険なら区役所や市役所の窓口で、社会保険なら各協会に申請します。
あとから高額療養費制度を申請するより、こっちのほうが楽なのでおすすめです。
それでも入院の自己負担分はどれくらいかかるか？病院内でどれくらいお金が必要かなど、私の経験をもとにご紹介します。

自己負担分

・手術前に揃えたもの
まず入院前に揃えるように指示のあったものがこちら。

T字帯(ふんどし)　500円
クリーンキャップ　50円
三角巾　400円

肩の脱臼手術における入院前に必要なものは、こちらの入院時に用意するものをご覧ください。

・入院中に購入したもの

テレビカード900分(15時間)　1000円
ラウンジコーヒー代 5回　500円

脱臼癖の手術費用内訳

まずは保険外の費用がこちら。

食事療養費　2520円
文書料（医療保険）　5400円

そして手術を含む、保険対象の費用です。

医学管理等　4150円
投薬料　3060円
手術料　619,380円
麻酔料　9000円
入院料　1700円
DPC包括　125,140円

小計　762,430円
3割負担　228,730円

これを限度額適用認定証使用した実費の費用に計算し直すと、限度額適用+保険外+入院中実費+事前準備品で 合計 92,757円 となりました。

想像していた手術費用よりも、安いと感じた人が多いのではないでしょうか？
もちろん手術を受ける病院や入院時の対応（差額ベッド代等）によって費用に変動はあるかと思います。
「だいたいこれぐらい」という感じで参考にしてもらえたらと思います。

医療保険による保険金

さらに今回私が受けた手術は、もちろん保険対象手術となります。
倍率は10倍の手術です。
同じ術式ではないとしても、脱臼手術であればほとんど保険対象だと思います。
一般的な医療保険で受け取れる保険料を算出すると、入院日額が5,000円なら5万円+入院日数×5,000円で7万円前後、入院日額が10,000円なら10万+入院日数×10,000円で14万円前後となります。

当然ですが、保険の契約内容や怪我の時期などによっては、医療保険を受けられないこともあるかもしれませんので、ご自身の保険内容をしっかりと確認してくださいね。
次は肩脱臼手術から回復するまでをご紹介します。