光る電気のスイッチ「ほたるスイッチ」に変える方法
今回は家の模様替えを機に行った、各部屋の電気のスイッチをほたるスイッチに交換したときの様子をご紹介します。
交換には一部電気工事士の資格が必要となりますが、参考程度にご覧くださいませ。
ほたるスイッチ
ほたるスイッチは電気が消灯している際にもスイッチの一部が光ることによって、暗い部屋の中でもスイッチがすぐに探せるというメリットがあります。
グレードの高い戸建てや注文住宅などには必ず採用されています。
実際の商品がこちら。
コスモシリーズワイド21という商品で、表面のプレート、スイッチ部分となるハンドル、ブラケット、そしてスイッチの基盤が入った本体がセットになったもの。
ちなみにこちらはスイッチが上下に2つ付いたダブルスイッチです。
ほたるスイッチへの交換手順
それでは実際の交換手順をご紹介します。
まずは既存スイッチのカバーを外すところから。
下側に爪を差し込むくぼみがあるので、そこに指をかけて手前側に引っ張ります。
簡単に外れますが、プレートを流用する場合は割れないように注意しましょう。
次に、本体にくっついている上下の小さいビスを外します。
スイッチ部分は左右どちらかを手前に引っ張ると本体から外れます。
すると本体が見えてくるはずですので、さらに壁の中の固定器具に繋がっている上下の長いビスも外しましょう。
これで本体の裏側と配線が見えるようになりました。
スイッチの本体につながる配線は、写真のようにマイナスドライバーを縦長の溝に差し込み、内側にテコの原理を働かせると緩むので引き抜けるようになります。
配線がすべて外れたら、同様の手順で新しいスイッチを分解し、ほたるスイッチの本体へ配線を繋げていきましょう。
配線繋げるときはただ差し込むだけで問題ありません。
奥まで差し込み、引っ張っても抜けないことを確認しておきます。
電気配線を繋げたら、すでにほたるスイッチのランプが点灯していることに気が付くと思います。
こうなっていれば配線は問題なし。
あとは逆の手順で元に戻していくだけです。
スイッチの交換後電気がつかなくなった場合
電気のスイッチを交換した際によくあるのが、交換したスイッチでは電気がつくけど他の場所の電気スイッチがつかなくなるパターンです。
この場合はスイッチに互換性がない可能性があるので、1ヵ所だけでなく点かなくなった他の場所も同じほたるスイッチにすることで改善できる場合があります。
もう1つは3路スイッチが必要になっているケース。
3路スイッチとは、階段などで使われている「下で点けて上で消す」のような構造になっているスイッチのことです。
上記でご紹介したスイッチは、トイレなどに使われれる「点けて消す」という単純な片切スイッチ。
本当は3路スイッチが必要なのに上記の片切スイッチに交換してしまうと電気がつかない・電気が消せないというトラブルが発生します。
ほたるスイッチの3路スイッチへ交換
まずこちらをご覧ください。
階段の1階のスイッチです。
下のほたるスイッチは点灯していますが上のほたるスイッチが点灯していません。
つまり上のスイッチが3路スイッチになっていないことで、通電できていない状態だとわかります。
ここで使用するのが、ほたるスイッチの3路スイッチ本体。
上記でご紹介したスイッチの表側は水色でしたが、3路スイッチは黄色になります。
3路スイッチの裏側はこんな感じ。
3路スイッチは裏側の配線する場所に0・3・1と書かれているので特徴的です。
0には黒い配線、3には白配線、1には赤い配線を通すことで、複数個所での電気の点灯・消灯が可能になります。
スイッチの本体は銀色のプレートに爪で引っかかっているだけなので、簡単に取り外しが可能です。
既存の本体を取り外し、3路スイッチへ交換。
そして3本の配線を繋げていきます。
当然ながら、階段の場合は対応する1階と2階のスイッチを両方3路スイッチにしておく必要があります。
消灯時には緑、点灯時には赤く光ります。
これで1階の交換はOK。
2階も3路スイッチに交換して、
2階でも点灯および消灯ができるようになりました。
スイッチの交換時に、既存スイッチに3本の配線がつながっている場合は3路スイッチということですから、事前に確認しておくとよいでしょう。
取り外した水色のほたるスイッチは各部屋の電気に流用ができますので、プレートだけ交換すればほたるスイッチを使えるようになります。