ソファーのへたりの直し方とソファーの洗い方
今回はヘタってしまったソファーやソファークッションの直し方をご紹介します。
我が家のソファーも購入して5年。
かなりへたりが強くなってきたので、自分でできる限りのメンテナンスを行っていきたいと思います。
ソファのへたりの直し方
まずは我が家のヘタったソファーをご覧いただきましょう。
結構ヒドイ状態ですよね。
特に、背中のクッション部分が曲がってしまっているのが分かると思います。
こうなってしまったのは経年劣化もあるのですが、1番の原因は中の綿や毛が押しつぶされて固まっていることです。
こういう形になってしまったとき、足で潰して元の形に直そうとする方もいるかもしれませんが、残念ながらそれは逆効果です。
一時的に形は戻るかもしれませんが、さらに綿が固まって(締まって)しまい変形の原因になります。
ということで、まずはこの固まった綿を解消していく作業から始めていきましょう。
中身のクッションを取りだし、両手で綿をほぐすようにつまんで左右に引き剥がしていきます。
綿を千切るといっても間違いではないと思います。
平面の部分は、つまんで上に持ち上げたりしても良いです。
へたりが強い部分を重点的に、塊を無くすイメージで行っていきましょう。
ちなみにこの作業を行う際、全てのクッションを同時に開始してしまうとしばらくソファーに座れなくなってしまうので、1個ずつ行うか左右片側だけという風に分けて始めた方がソファーを使いながらメンテナンスができます。
ソファークッションのダニ退治
綿の塊を解消したら、次はクッションのダニ退治もしていきます。
布団クリーナーで有名なレイ〇ップなどを使っても、ダニ退治の効果はほとんどありません。
そういった布団クリーナーなどは使用せずに、お手軽で確実なダニ退治方法をご紹介します。
ダニは熱に弱いので天日干しするのが有効な方法となりますが、さすがにソファーのクッション(座面や背当て)をベランダで干すことは難しいと思います。
そこで利用するのが車です。
車の中は熱がこもりやすく、夏の直射日光を受けた車内温度は60度~70度にもなり相当暑くなります。
この熱を利用して、ダニ退治をしてしまいましょう。
車の中でも一番大きな窓であるフロントガラス付近、ダッシュボード近くは特に高温になるので、この辺りにソファーを置いておくと熱が入りやすくなります。
炎天下であれば、2時間も置いておけばダニはほとんど死滅します。
時間をおいて車内からソファークッションを取りだしたら、外でパンパンと叩いてダニの死骸を落としておきましょう。
布団たたきなどを使うと良いかもしれません。
室内にとりこんだら、さらに掃除機をかけて吸引。
これでハウスダストの心配もありませんね。
こちらが車内干ししたあとのソファークッション。
どうですか!パンパンに膨らんでフッカフカです!
これでヘタリも解消できて、さらに清潔なソファークッションに生まれ変わりました。
この方法は普段の使いの枕やクッションで行っても効果的なので、ぜひお試しください!
ソファーカバーの洗い方
続いてソファーカバーを洗っていきましょう。
ソファーカバーは人の皮膚や頭部が直接触れるため汚れやすいにもかかわらず、洗濯をする機会が無いのでかなり汚れています。
しかし、ソファーカバーの洗濯マークには水洗い禁止の文字。
これだけをドライクリーニングに出すのはもったいない気が…
ということで、今回は手洗いで綺麗にしちゃいます。
真似される方は自己責任でお願いします。
まずはソファーカバーを裏返して、中性洗剤を入れたぬるま湯につけます。
洗剤はホームクリーニング用が良いかと思います。
洗う際は決して擦らずに押し洗い。
優しく扱います。
すると5年間蓄積した皮脂汚れがこんなに。
あなたのお家のソファーカバーも、かなり汚れているかもしれませんよ。
しっかりと押し洗い+つけ置きをしたら、水で2回すすぎを行います。
汚れが出なくなったので、綺麗になったようです。
あとはお日さまにあてて乾かしましょう。
その時もソファーカバーの色が変わらないように、裏返しにして干しておくと良いと思います。
乾燥したら毛玉クリーナーを使って、毛玉を取っておくと見た目だけでなく肌触りも良くなりますよ。
ソファー本体の汚れの落とし方
続いては取りはずすことができないソファー本体の生地を綺麗にします。
当然洗うことはできないので、ここは拭き取る形で汚れをとっていきましょう。
使用するのはスプレータイプのマイペット。
汎用性が高く、ガラスからカーペットまで使える住宅用洗剤です。
ソファ本体に直接スプレーせず、雑巾にスプレーして馴染ませてから拭いていきましょう。
肘かけ部分は汚れているので、しっかりと拭き上げていきます。
生地の模様に沿って拭いていくと、
このように雑巾に汚れが移っていきます。
やはり肘かけなど直接触れる部分は汚れていますね。
しっかり拭き上げていきましょう。
この要領でソファー全体を拭けば、すべての工程は終了です。
ソファーのへたりと洗い方のまとめ
それでは、へたりを直してカバーを洗ったソファーと、メンテナンス前の状態を比べてみましょう。
右がメンテナンス後、左がメンテナンス前となります。
汚れが落ちたことで、カバーの色が全然違うのが分かるでしょうか。
左が黄色くくすんでいて、右が白くなっています。
どれだけ汚れていたのでしょう(汗)。
さらへたりも完全に解消されて、フカフカのソファーになっていますよね!
横から見てみると、さらに違いがわかります。
手前がヘタったクッション、奥に見えるのがメンテナンス後のクッション。
奥の方が高くなっているのがわかりますか?
実際にメンテナンス後のクッションに座ってみても、フカフカしていて新品の時のような座り心地が戻ってきていました!
へたったソファーのメンテナンス方法、いかがでしたか?
意外と大変そうなソファーのメンテナンスですが、意外にも自分で直したり綺麗にすることは可能なんですね!
ぜひ皆さんもご自宅のソファーを清潔なソファーに生まれ変わらせてみてはいかがでしょうか?