リビングの暖房にかかる電気代を1番安く抑えられる家電の組み合わせ

冬場の暖房によりかさむ光熱費、電気代がかかって仕方ないですよね。
皆さんはどのよう節電や節約をして、暖房にかかる電気代を安くしていますか?
電気代を節約できる有名な話しとして、2つ以上の機器を組み合わせると電気代を安く抑えられるという話しがあります。
ということで今回は、様々な暖房機器の中から、一番効率的にリビングを温められる暖房機器の組み合わせをご紹介したいと思います。
暖房機器の特徴を知っておく
まずは色々な暖房器具の特徴を抑えておきましょう。
日本の定番暖房機器であり、独特の温もりもあるこたつですが、当然ながら部屋は暖かく出来ません。
リビングでの使用ということを考えると、結局エアコンなどと併用してしまいますよね。
ですから、リビングを温める暖房という意味では、意味をなしませんので選択肢から除外します。
次は「電気ストーブ」や「ファンヒーター」。
これはどちらも「スポットを温める」タイプの暖房で、狭い空間、もしくは一時的に温まりたい時に使用する暖房器具です。
広い空間であるリビングには適しません。
電気代も高く、1時間あたり25円程度。
出力の高いものを使えばもっとかかります。
またハロゲンヒーターなども、大きい割にはスポットタイプとなり、子供やペットがいたりするリビングでは危険ですし、他の暖房機器に比べて電気代は高く1時間あたり30円ほどにもなります。
次にリビングで使用されることの多い「ホットカーペット」。
ホットカーペットは、当たり前ですが部屋は温まりません。
常に動かないということであれば良いかもしれませんが、リビングの主要暖房機器としては考えることはできません。
そして暖房といえば「エアコン」。
エアコンは「部屋を暖める」という意味では万能な暖房機器ですね。
メリットは、部屋全体を暖め、温度が安定すると電気代がとても安いということ。
デメリットは、部屋が暖まるまでは、とても電気を使うということです。
外気温や設定温度にも左右されますが、初動が1時間あたり40円~50円と異常に高く、3時間ほど経って温度が安定してくると10円を下回ります。
最後に、ガス栓がひいてあれば使える「ガスファンヒーター」。
ガスファンヒーターは広い空間を温めるのに、1番速攻性に優れる暖房機器です。
ガス代としては1時間あたり20円~30円程度と、電気ストーブと同じくらいやや割高。
ただ、同じ料金で「早く・広く温まる」というのは大きなメリットとなります。
一方デメリットは、長時間使用すると空気が汚れるため、換気が必要になることです。
実践した暖房費節約方法
これら暖房機器の特徴を把握したうえで、私が導き出した「リビングを温めるのに一番効率の良い暖房の使い方」は、初動は「ガスファンヒーター」、部屋が温まったら「エアコン」という使い方です。
その理由は、すぐに部屋を暖められるガスファンヒーターは、短時間であれば空気を汚さず、すぐにリビングが暖かくなるので、部屋を温める最初だけに使用。
その後部屋が暖まったら、エアコンに交代。
こうすることで、すぐに部屋が暖かくなるのと合わせて、エアコンの初動にかかる電気代を大幅にカットすることができるからです。
ということで実験してみました。
今回使用したガスファンヒーターは「東京ガス 35号ガスファンヒーター シンプルタイプ RR-4015S-X」。
現モデルはこちらの「東京ガス ガスファンヒーター 35号 RR-4016S-W」です。
この2つを併用する実験は、下記の方法で行います。
1.最初にガスファンヒーターを起動。
2.エアコンは立ち上がるまでに少し時間があるので、ガスファンヒーターを付けてから4分後に起動。
3.5分後、エアコンが温風を出し始めたタイミングでガスファンヒーターを切る。
以上です。
はたして結果は…
結果、電気代は大幅に安くなった!
2015年1月と2017年1月の電気料金とガス代の差で、節約具合を比較してみました。
暖房費だけでなく、生活で使用した全ての水光熱を含んでいます。
エアコンだけを使っていた2015年1月の電気代とガス代。
電気代 10473円 内基本料金 1123円
ガス代 5151円 内基本料金 1026円
実質使用料 13475円
ガスファンヒーターとエアコンを併用した2017年1月の電気代とガス代。
電気代 8252円 内基本料金 853円
ガス代 5660円 内基本料金 1036円
実質使用料 12023円
なんと、たった1ヶ月で1452円も節約することに成功しました!
1月当たり500円くらいは変わるかもしれないと思っていましたが、なんと1,000円以上の節約!
大成功でした。
もし11月~3月まで同じ金額が節約できたと仮定すると、暖房費だけで年間7260円もお得になる計算です。
というわけで今回の結果、「暖房はガスファンヒーターとエアコンの併用で大幅に電気代を節約できる!」ということになりました!
また、電力自由化とガス自由化に伴い新電力・新ガス会社へ切り替えることで、さらなる節約につながること間違いなし!
まずは一括見積もりをして、お住まいの地域で安い電力会社を見つけましょう!