冷蔵庫横のスペースにおしゃれな棚(収納)をDIY
多くの家でも同じだと思うのですが冷蔵庫の横って意外にスペースがあって、どうやって使うか悩んでしまいませんか?
我が家では、冷蔵庫横に「これまでか!」というくらいに貼り付けたフック。
そして雑然と詰め込まれたビニール袋の山。
この冷蔵庫横をどうにか整理したいというのが長年の悩みでした。
そこで今回は、冷蔵庫横のスペースにDIYで棚を作り、オシャレな空間に生まれ変わらせたいと思います。
冷蔵庫の横に棚を作る
まずは現在の状況からご紹介しましょう。
我が家の冷蔵庫横の空間は、冷蔵庫にくっつけたフックに袋をかけたり、磁石の小物入れをくっつけたり。
ゴミ箱はただ床に置かれ、整理されているようで無駄な空間の使い方。
ここをDIYしておしゃれな空間に生まれ変わらせます。
ただ「冷蔵庫の横に棚受を付ける。」それだけでは無機質と言うか、本当にただ棚を作っただけにすぎないので、今回は壁に木材を貼ってから棚を作り、『棚受けが見えない様に工夫して』おしゃれな雰囲気に仕上げたいと思います。
もし冷蔵庫横の隙間が僅かで、ぴったりとした収納を置きたいという場合は、こちらの隙間収納がおすすめ。
Amazon トールワゴンロータイプ 幅10cm
サイズは幅10cmから5cm刻みで用意されていますから、サイズピッタリの収納を購入することができるはずです。
ちなみに我が家でも、反対側の冷蔵庫横には隙間収納を置いています。
未開封のケチャップやらマヨネーズ、乾燥海苔やふりかけ、さらには2Lペットのストックを置くのに重宝しています。
・棚を作るために用意するもの
薄めの杉材
着色用のステイン2色
紙やすり・布ヤスリ
棚受け(棚を作る数分)
電動ドライバー
いらない布
使用方法などは順を追って説明していきますので、作り方をご説明していきます。
最初は壁に杉材を打ちつける作業から行いたいと思います。
ホームセンターに向かう前に、スペースの計測をしておきましょう。
スペース全体(壁)の横幅と縦の長さを測りメモ。
その後ホームセンターに向かい、販売されているサイズを確認しながら必要な木材の枚数を購入します。
高さが長すぎるようなら、ホームセンターでカットしてもらうことをお勧めします。
木材の調達ができたら、初めに塗装を行いましょう。
今回使用するのはステインという塗料。
ステインは塗膜ができるのではなく、木の風合いを残しつつ塗装できる浸透タイプの塗料です。
そのステインの中でも、塗料業界で有名な日本ペイント(ニッペ)が販売しているステインがオススメです。
色合いも使いやすさも価格も、どれをとっても良いです。
今回2色の色を用意したのは、並べて貼る板材の色を少しずつ変えたいと思ったからです。
色が2色あれば、混ぜ合わせたり配合を変えたりすることで、色の違いを演出することができます。
それでは塗装手順です。
塗装の前に、軽くヤスリがけ。
ステインのノリが良くなります。
ツヤツヤにする必要は無いので、200番台→100番台と2回かければ十分でしょう。
もし枚数が多い場合は電動ヤスリを使ってください。
新興製作所 サンダ SDS200D
安いものは2、3000円で購入できますし、大幅に時間が短縮されます。
ヤスリがけを終えたら、刷毛を使いステインで木材を塗装。
ステインにはほとんど粘度が無いので簡単に塗っていけると思います。
全体を塗り終えたら(背面は不要)ウェスや布きれを使って、ステインを拭きとっていきます。
これにより塗りムラを無くしたり、良い感じのツヤを出すことができます。
1時間~2時間程度乾燥させましょう。
それぞれ微妙に色合いが違うのがお分かりになるでしょうか?
これがステインを2色用意した理由です。
乾燥が終わったら、低い番手でヤスリがけ。
さらにツヤを出していきます。
これで好みの色合いに仕上がっていれば塗装を終えても結構ですし、もう少し濃い色が良いという場合は2度塗りを行います。
私は濃い色合いに仕上げたかったので、2度塗りをしました。
色が濃くなりましたね。
乾燥させ、ヤスリをかけるとこんな感じになります。
これで塗装工程は終了。
次は杉材の加工です。
板材の加工と棚受の固定
まず棚受に関しては、斜めの補強材が入っているものを使用すると直下のスペースが利用しにくくなってしまうので、棚受けは直角の物を使います。
さらに完成時に棚受が見えない様にするため、棚受を壁に固定したあと杉材で隠れるように工夫します。
ここで意味がわからなくても、この後の作業工程を見ていただければ分かりやすいかと思います(汗)。
塗装した杉材に、棚受を貫通させるための切り込みを入れる作業から行いましょう。
最初に2枚の板の端を合わせ、任意の高さに目印をつけます。
高さについては、置きたい物の高さを想定して決めましょう。
印をつけた位置に、鋸を使って切り込みを入れていきます。
切り込みの幅は1枚あたり棚受半分の幅、厚さは棚受が貫通する厚さにする必要があります。
1度切り込みを入れただけでは厚さが薄すぎ棚受が通らないと思うので、2か所に切り込みを入れて、ノミやマイナスドライバーを利用して幅を出してください。
次に冷蔵庫横の壁へ、棚受を取り付けます。
壁紙が貼ってあれば壁紙を剥がしてから固定するようにして下さい。
梁や柱に固定できればベストですが、柱が無い場合にはボードビスを使用して固定しましょう。
壁に棚受を固定できたら、杉材を壁に貼っていきます。
壁紙を剥がした壁側と杉材の両方に木工用ボンドを塗り、
先ほど加工した切り込みと棚受が合うように貼りつけていきます。
この様な感じに、棚受を切れ込みから貫通させることによって、壁に固定している部分が見えなくなっていきます。
棚受を複数付ける場合、2個目以降は必ず水平器を使いながら固定していくようにしましょう。
冷蔵庫横の棚の完成と使用方法
棚受と杉板を全て取り付けた状態がこちらです。
板から棚受が貫通しているのが分かると思います。
ここに、同じくステインで着色した棚板を載せると…
このような感じで冷蔵庫横の棚が完成。
まったく棚受が見えなくなりました!
ちなみに裏から見るとこんな感じ。
棚板を貫通しない長さのビスを使用して、棚受と棚板を固定しています。
我が家では、下段の棚にゴミ箱を設置。
このようにゴミ箱を地べたに置かないことで、ゴミを捨てる時に屈む必要が無くなり、さらに下のスペースを収納として利用することができます。
かさばっていたビニール袋はファイルケースを購入しその中に、入れることにしました。
見栄えも良くなって、入れやすさ・取りやすさも改善。
最初の状態から考えれば見違えるように整理されました。
いかがでしたでしょうか、冷蔵庫横のスペースを利用した棚のDIY。
行った1つ1つの作業はとても簡単で、機械なども使用しませんから誰にでも作業できる内容かと思います。
唯一、塗装を行うので乾燥時間に時間がかかりますが、それでも半日あれば終わってしまう作業です。
冷蔵庫横をスッキリさせたい方、収納に困っている方、ぜひトライしてみていただければと思います!