ドライブレーコーダーの簡単な取り付け方法を紹介!
こちらでは、どこよりも簡単なドライブレコーダーの取り付け方法を、わかりやすく写真をたくさん使ってご紹介していきます。
もちろん配線を裏に隠す方法で取付を行いますが、Youtubeやカーブログなどでよく紹介されている、ギボシを使った複雑な配線作業が必要ないやり方です。
ご紹介するドラレコの取付方法は、どのようなドライブレコーダーであっても取付方法は同じとなり、ここ10年以内に生産された車であれば車種が違っても大きな違いはないはずです。
これから紹介する取付方法を参考にしていただいて、ぜひDIYでドライブレコーダの取付に挑戦してみてください。
ドラレコ取付に用意するもの
まずは、ドライブレコーダーの取り付けに必要なものからご紹介してきましょう。
・ドライブレコーダー本体
今回取付を行うのは、Owltech(オウルテック)のOWL-DR501。
広角レンズで拡大してもナンバーが見える310万画素。
さらにショックセンサーも付いているので、もしもの時の映像保存もバッチリです。
・低背ヒューズ一体型のシガーソケット(メス)
今回のドラレコ取付で一番重要なアイテム。
これがあれば、一発で電源をとることが可能となります。
ヒューズの形式は車に合わせてください。(普通は低背ヒューズで大丈夫です)
・検電テスター
こちらは必ず必要です。
数百円代で購入することが可能なので、ケチらずに必ず用意しましょう。
・ハーネス結束&保護テープ
ケーブルを束ねるのに必要です。
これがあれば、走行時のケーブル同士の接触によるカタカタ音を防止できます。
■いらないもの
Youtubeや車関係のブログで良く紹介されている、ギボシなど下記のものは必要ありません。
・内張りはがし
全然使いません。
・ギボシ端子
上記の「低背ヒューズ一体型のシガーソケット」があれば必要ありません。
ドライブレコーダー取付 電源編
それでは、ここから実際にドライブレーコーダーの取付手順についてご紹介していきます。
まずは電源の確保から行いましょう。
今回は配線を裏側に隠すため、ヒューズボックスから電源を取ります。
ヒューズボックスは、ほとんどの車で助手席の前・グローブボックスの裏にがあります。
グローブボックスを手前に引いてはずし、
奥を覗いてみます。
上から下に吊り下がっている白い箱がヒューズボックスです。
表面にはカバーが付いているので、ツメを押して取り外しましょう。
すると、中はこのようになっています。
10や15などの数字が書いてあり、沢山のヒューズが並んでいますね。
次は、この中から使用するヒューズ(電源として使う場所)を決めていきます。
ヒューズ電源ならどこを使っても良いという訳ではなく、使用目的に応じて適切な場所を使わなくてはなりません。
例えば、エンジンOFFでも常時通電している場所(防犯・セキュリティーなど)もあれば、ACC電源(スタートボタン1回)で通電する場所(ナビやオーディオ)、IG電源(スタートボタン2回)で通電するものなど、それぞれ役割が異なります。
今回のドライブレコーダーで言えば、走行中に録画できれば良いわけで(駐車時は内臓電源でカバー)、電源OFFでも作動し続けてしまうと、バッテリーが激しく消耗してしまいます。
そのため、ドラレコで使用するのはIG電源が良いと思います。
ですが、ヒューズボックスを見ただけでは、どれがACC電源でどれがIG電源か見分けがつきませんよね。
そこで使用するのが検電テスターです。
この検電テスターを各ヒューズの凹みに押し当てると、通電しているかどうかを光で教えてくれるのです。
・検電テスターの使い方
まずテスターの反対側についているクリップを、助手席の扉の金具(金属部分)に挟みます。
これをボディアースと言います。
上手く金属部分に触れていないと、どこを触っても通電しない(検電テスターが反応しない)ので注意してください。
次に、車のスタートボタンを押さない(電源OFF)状態で、検電テスターをヒューズの金属部分に押し当ててみましょう。
今回は赤い【10】と書かれた10Aの電源を使用しますので、赤い10とかかれたヒューズを全てチェックしていきます。
このヒューズはテスターが光りませんでした。
電源OFFで通電しないヒューズとなるため、ACC電源かIG電源です。
一方、電源OFFでも通電しているヒューズはテスターが赤く光ります。
つまり、このヒューズは常時電源ということがわかります。
今回使用するのはIG電源ですから、電源OFF状態で光らなかったヒューズの中から、今度はACC電源をON(スタートボタン1回)にして、同じ手順で光らないヒューズを探していきます。
そしてACC電源をONにしても光らなかった(通電しなかった)ヒューズが、IG電源となります。
(一応、IG電源ONでヒューズが光るかどうか確認しましょう。)
※ヒューズの配置は車種・型式・年式によって異なりますので、必ず検電テスターで確認するようにしてください。
使用する10Aのヒューズが分かったら、刺さっているヒューズを抜き取ります。
この時、ボンネット側のヒューズボックスに入っているヒューズクリップを使うと、簡単にヒューズが抜けます。
ボンネットを開けて、右上にある黒いボックスがヒューズボックス。
この蓋を裏返すと、
ヒューズクリップと、予備のヒューズが入っています。
ヒューズクリップでなくても、細いラジオペンチがあればヒューズを抜くことができます。
割れないように、優しく挟んで抜き取りましょう。
抜き取ったヒューズは「低背ヒューズ一体型のシガーソケット(メス)」の空いているスロットにはめ込みます。
数字の向きは揃えた方が良さそうです。
ヒューズの準備ができたら、まずは一体型ヒューズのマイナス側の配線をナットに挟みアースにします。
ヒューズ近くのナットを緩めて、滑り込ませればOKです。
そして、ヒューズ側を先ほどヒューズを抜いた場所に差し込みます。
縦に対して、横向きで差し込む形になります。
これで電源の確保ができたはずです。
確認のため、スタートボタンを2回押した状態で、シガーソケットに通電しているか検電テスターで確認しておきましょう。
赤く光っています。
ちゃんと通電していますね。
ドライブレコーダーの配線の隠し方
あとは本体のシガーソケットを差し込めばドラレコが動くはずですが、このままでは配線がむき出しになってしまって邪魔ですよね。
ちゃんと配線を裏に隠してスッキリさせましょう。
とその前に、一応ドラレコ本体の起動確認をしておきます。
後から「ちゃんと動いていない!?」となると面倒ですから。
まずは本体をフロントガラスに取り付けて、
シガーソケットを繋げます。
ここでしっかりと電源が入ればOKです。
一度シガーソケットを抜き、上から順番に配線を隠していきましょう。
まずはカメラ本体から、フロントガラスの上を通す道のり。
ここは上部の内装とフロントガラスの間にコードを押し込んでしまえば簡単に入ります。
しかし、その分簡単に出てきてしまうこともあるため、「ハーネス結束&保護テープ」を使って引っ掛かりを作っておくと良いでしょう。
こんな風にしてから中に滑り込ませれば、コードが落ちてきません。
これで助手席左側まで進めていきます。
次にピラー部分のパネルを外していきます。
まずは助手席のドアをあけて、ゴムパッキンを緩めます。
手で引っ張るだけで外れます。
次に、パッキンの入っていた隙間に指を入れて、パネルを手前に引きます。
すると簡単にピラーのパネルが外れます。
この手順は、ほとんどの車種で同じだと思います。
あとは既存の配線に沿ってコードをまとめていきましょう。
ここも「ハーネス結束&保護テープ」を使って、すべての配線をひとまとめにしておくと、コードのガタツキがなくなります。
ガタガタ音やカタカタ音の解消は、こちらの車からカチカチ・カタカタ音がする時の解消法を参考にしてください。
そしてシガーソケットのオスを隙間から下に降ろして、電源を取った一体型ヒューズのところまで持ってきます。
最後にシガーソケットを繋げば、配線隠しの完了です。
ちゃんとランプも赤く光っていますね。
ただシガーソケットも繋いだままだと走行時のガタツキの原因となりますので、保護テープなどを使って固定しておくと良いと思います。
ドラレコ設置のまとめ
ドラレコ設置の流れを簡単にまとめますと、最初はヒューズボックスの中からIG電源のヒューズを検電テスターを使って探します。
あとは、ヒューズを抜いて一体型シガーソケットをヒューズボックスに繋げれば電源確保が完了。
あとは上から配線を隠して、本体と電源を繋げたら終わりです。
ドラレコの設置はたったこれだけの作業です。
1つ1つの作業に技術が必要な個所は無く、場所さえ分かっていればやることは簡単な作業です。
車に詳しくなくても絶対できますので、ぜひDIYでドライブレコーダーの設置に挑戦してみてください!