アマデウス(AMADEUS)折りたたみ自転車を評価レビュー
私は仕事の関係でコインパーキングなどに車を止めてから徒歩移動というケースがよくあるのですが、「この距離、自転車があったら楽だなー」と思うことが多々あります。
歩いたら20分かかるところを、自転車なら5分でいけちゃいますからね。
購入するかどうか迷ったのですが、今回思い切って車に積むことができる折りたたみ自転車(ミニベロ)を購入してみることにしました!
いざ使ってみると本当に便利で、時短と節約になり一挙両得でした。
私が購入したのはアマデウス(AMADEUS)という安い折りたたみ自転車(ミニベロ)なのですが、色々と悩んで購入したので、その経過やアマデウスの乗り心地や機能なども含めて評価レビューしてみたいと思います。
折りたたみ自転車は安いと悪い?
今回折りたたみ自転車(ミニベロ)を購入するにあたって、入念な下調べをしました。
専門サイトや折りたたみ自転車に詳しい方のブログなどを見て目につくのは、安物は粗悪品が多いという意見。
また安いと重たいとか、ミニベロの定番と言ったらドッペルギャンガーでしょ?などなど。
私の利用方法としては、週に1回乗るかどうかで通勤や通学は考えていません。
またファッション性に関しては、ダサくなければ良いという感じ。
そんな頻繁に乗る物でもないのに、3万円を出してしっかりして軽めのものを買うか、1万円で最低限の機能の物を買うか。
安全性も気になるけど、金額もだいぶ違うし…。
Amazonの購入ボタンを押すまでに10日くらい悩みました(笑)。
悩んだ末に私が出した答えは、「安いものをしっかり調整して大切に乗る」でした。
通勤通学で毎日乗る物ではないし、長距離を乗る訳でもない。
だったら安くてなるべく評価の高い折りたたみ自転車で十分じゃないか、という考えに至ったのです。
そして1万円台で色々と折りたたみ自転車を吟味し、評価なども考慮して、決めたのが今回ご紹介するアマデウス(AMADEUS)という折りたたみ自転車。
大きさ:長さ144cm 幅56cm サドル最大高さ84cm
折りたたみ時のサイズ:長さ70cm 幅50cm 高さ75cm
重さ:15.4kg シティサイクルよりは重く、子供二人乗せ自転車よりも軽い。
注文から折りたたみ自転車アマデウスの組み立て
AMADEUSはネットで購入すると、完成形で到着するのではなく、少しだけ組み立てが必要なパーツがある状態で届きます。
ただそれほど難しくは無く組み立てはおよそ15分で完了します。
これからアマデウスを購入するという方のために、アマデウスの組み立て方法をご紹介しておきたいと思います。
商品は大きいダンボールで到着します。
Amazonなら、こんな大型商品も送料無料。
ダンボールのまま体重計に乗せてみたら19キロありました。
女性一人だと持ち上げるのは難しいので、配送業者が来たら外に置いてもらって、外で組み立ててしまいましょう。
ダンボールから中を取り出すとこのような感じ。
駆動部分はすべて完成している本体に、サドル・カゴ・右ペダルが外れている状態です。
まずは自転車本体を立てて、サドルを挿入してしまいましょう。
ただ差し込むだけです。
次にペダルも取り付けます。
付属の簡易工具で締め付ければOK。
最後にカゴの取付。
ここではプラスドライバーが必要となります。
最初にカゴの底にあたる部分から。
前輪の上にある黒いパイプを挟むようにして、固定金具で挟みます。
ナットを付属の簡易工具で押さえながら、ネジのほうをドライバーで回します。
まだ正確な位置を決める必要はないので「仮止め」程度にしておきましょう。
次はカゴのハンドル側を固定します。
同じ要領で、裏からナットを押さえながらネジを締めて固定します。
位置を調整してネジを締めたら、カゴの取り付け完了。
これで折りたたみ自転車は完成です。
あとは付属品や機能を確認していきましょう。
まずは単3電池4本が必要なLEDライト。
作りはあまりよろしくないですが、明るさは十分です。
点灯方式は常時点灯を含めて3パターン。
問題なし。
ワイヤーロックもいたって普通のワイヤーロック。
鍵穴にふたがあるので、錆びにくいかもしれません。
乗っている時にワイヤーロックをサドルに固定できるのは、なかなか良いです。
肝心の自転車を折りたたむ部分ですが、安全な2重構造になっていて、ロックを緩めただけでは畳めないようになっています。
折りたたみ方は、ロックを緩めたらロック自体を上に持ち上げてみてください。
すると写真に写っている金具が浮き上がり、引っ掛かりが外れて折りたためるようになります。
自転車が新品の時にすること
続いて、アマデウスが完成したらすることをご紹介します。
アマデウスの説明書にも書いてあるのですが、鉄でできているフレームは錆びやすいので、必ず錆止めを行うように書いてあります。
これを怠って錆が発生してしまうと、削り落とすしか錆を落とすことができなくなってしまいますので、注意してください。
必ず自転車が新品の時に錆止めは行っておきましょう。
塗装部分とブレーキ以外の錆びそうな部分は、すべてこのスーパーラストガードをかけていきます。
ただ厚塗りし過ぎるとベタついてしまうので、軽くかけたら乾いた布で塗り伸ばします。
それくらい薄くて大丈夫です。
次にブレーキの調整。
ブレーキがしっかり効くか、ワイヤーがたるんでいないか、ブレーキシューの当たりはどうか。
命に関わりますからね、しっかり確認しましょう。
(わからなければ、下の工程でプロに見てもらいましょう)
そして最後に大切な「防犯登録」。
自転車に防犯登録は義務付けられています。
ただそんなことよりも、防犯登録をしていない状態で警察官に止められた時ほどやっかいなことはありません。
全国どこの自転車屋さんでも500円で防犯登録できますから、大人ならめんどくさがらずにちゃんとルールは守っておきましょう。
スムーズな自転車屋さんなら、2,3分で終わります。
この時にブレーキやギヤの調整が甘かったら、有料でも見てらっておきましょう。
安い自転車を安全に乗るためには、最初にプロに見てもらうのが一番ですからね。
ここまでくれば、安心して折りたたみ自転車に乗ることができます!
折りたたみ自転車に最適な自転車カバー
最後に折りたたみ自転車の保管についても触れておきましょう。
保管方法を間違うと、自転車の劣化(特にチェーンやワイヤーなど)は急激に早まりますから注意してください。
外で折りたたみ自転車を補完するのであれば、自転車カバーは必須です。
ただアマデウスのように小径のミニベロには、100円均一などのママチャリ用の自転車カバーではサイズが大きすぎるため、風が中に入り込んでしまってすぐに剥がれたり飛ばされたりしてしまいます。
そこでおすすめなのが、私も使用している「FIELDOORの自転車カバー」です。
この自転車カバー、1,000円程度で買えるのに、かなりの優れものなんです。
まずは自転車の底をバックルで留められるようになっていること。
これで飛ばされることはまずありません。
次にハンドル部分に絞りが付いているので、小さい自転車でも隙間ができにくいことです。
これで風にあおられることもなく、破れにくくなります。
そして最後に1,000円程度なのに生地が『ペラペラじゃない』ということ。
ここは耐久性の面でもかなり大切なことです。
スパーラストガードで防錆処理をして、FIELDOORの自転車カバーをして保管すれば、数年で自転車が錆びたり劣化することはことはまず無いと思います。
アマデウスの乗り心地は?評価レビュー
すべての調整が終わったところで、AMADEUSに乗って乗り心地を確認してみました。
まずは座ってみた感じ。
サドルは思ったより柔らかくお尻は痛くなりません。
意外と自転車選びで「サドルが固くて失敗した」ということもありがちですが、アマデウスは問題なし。
次にスピードに関して。
あんまりスピードには期待していなかったのですが、サドルを高めにして6速で漕げばママチャリは余裕で抜けるぐらいスピードは出ました。
なので車体の重さの割には早いと言えるのではないでしょうか。
当然ですが、スポーツタイプの自転車には軽く抜かれてしまいます(笑)。
タイヤについては、太さの割にマウンテンバイクのようなグリップは無く、凸凹に強いわけではありませんでした。
ここは価格相応といった感じでしょうか。
あとは普通の自転車と変わらないといっても過言ではないと思います。
折りたたみ部分が不安定ということはまったくないですし、どこかが脆いということも感じませんでした。
高価な折りたたみ自転車に乗ったことはありませんが、この1万円台の折りたたみ自転車でも不満は特にないです。
粗悪と思えるような箇所もないですし、自転車本来の機能はすべて揃えています。
折りたたみ自転車(ミニベロ)に細部までをこだわるのであればAMADEUSである必要はありませんが、普通の自転車としての機能を求めているのであれば、付属品も最初から揃っているこのアマデウスで間違いないでしょう。
個人的には、価格を考えると十分に満足できる折りたたみ自転車だと思っています。
コストパフォーマンス、かなり高いです。