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壁と床の隙間を埋める方法(コーキングの打ち直し)

最終更新日:2020/08/26 カテゴリー:DIY
コーキングのやり方

トイレや洗面、お風呂場などの壁と床が接する部分、ふと見た時に隙間ができていたことってありませんか?
壁と床の間に隙間があると断熱性が低下して、冬は寒く、夏は虫が入ってきたりと悪いことばかり。
さらに水場だとこぼれた水や湿気が隙間に侵入し、カビの原因にもなってしまいます。
床と壁の隙間程度なら自分で補修することができますので、こちらをご覧になりコーキングの打ち直しにチャレンジしてみてください!

どの家にも必ず使われるコーキング

今も昔も、どの家にも壁と床の間には隙間があり、壁材と床材が完全に密着しているということはありません。
もともと壁と床は1枚板で作られている訳ではないので、隙間ができてしまうのは当たり前と言えば当たり前のことです。

さらに壁には壁紙や巾木(はばき)という装飾がされていて、床にはフローリングやクッションフロアーなどが敷かれていると思うのですが、異種の素材で化粧をしますので、壁と床には隙間が生まれやすくなります。
その隙間を埋めているのが「コーキング材」と言われるものです。
家を作る際に内装屋さんが最後に行う作業で、すきま埋め作業という感じでしょうか。

実際にどのような場面で使われているかと言いますと、
こちらはトイレの巾木(はばき)と床(クッションフロアー)の間に施工されたコーキング。
トイレの巾木のコーキング

こちらはシステムキッチンのコーキングです。
キッチンのコーキング

そして浴室の防水コーキング。
浴室のコーキング
などなど沢山の場所でコーキングは使われていて、戸建でも、賃貸でも必ず行われています。

壁と床の隙間は経年劣化で発生

この隙間を埋めているコーキングなのですが、当然ながら一生ものではありません。
4~5年で変色してきて、7年もすれば劣化し痩せてきます。
一度痩せてきてしまうと、コーキングとしての役割を果たせなくなり、壁と床の隙間があらわになってしまいます。
ですから、綺麗な内装を維持したいと考えるなら見た目も考慮して5年程度、カビや腐食を防ぐためなら7年程度でコーキングの打ち直しをしたほうが良いと思います。

コーキングの打ち直しの方法

今回は上記でもご紹介した、トイレにできた隙間をコーキング材を使って埋めていきたいと思います。

コーキングが痩せて隙間ができた状態がこちら。
コーキングの劣化
コーキングがやせて、上から下に千切れてしまった様子がわかります。
ここを打ち直ししていきます。

用意するものはこちらです。
用意するもの

まず必ず必要なコーキング材
プロの内装屋さんでも使用している「ジョイントコークA」を使います。

複数色展開していますので、色は他のコーキング色や壁紙、床色などと合わせましょう。

他は100均のナイフとマスキングテープ、いらない紙や厚紙も用意しておいてください。

最初は、古いコーキングをカッターで取り除いていきます。
カッターでコーキングを削る
上下に優しく刃を当てるだけで、
古いコーキングを引っ張る
古いコーキングを引っ張って剥がすことができます。

周りに残ったコーキングも、なるべく綺麗になるまで剥がしきってください。
仕上がりが綺麗になります。

次にマスキングテープを貼ります。
細ければ細いほど綺麗になりますが、調度良い幅を探してみてください。
マスキングテープを貼る

最後の部分は、剥がしやすいように折り返しておきます。
マスキングテープの持ち手を作る

そしてジョイントコークAの出番です。
ジョイントコークの先端
キャップを開けて、チューブの先端は写真のように斜めにカットしておくと良いでしょう。

斜めにカットした先端を床に向けて、スーッと止めずにすべらせていきます。
コーキングのやり方

全体にコーキングが乗ったら、次は押さえ。
隙間にコーキングを押し込んでいくのですが、ここで役に立つのがナイフ
ナイフの背の部分(ギザギザが無い方)をしっかりと壁に付け、コーキング材を押しながらすべらせていきます。
コーキングの押さえ
最後まで手を止めないで、走りきってください。

すると、このような感じに。
コーキングで隙間が埋まる
綺麗にコーキングが潰れました。

この時、ナイフに余ったコーキング材が溜まっていると思いますが、これは事前に用意した紙などで拭きとりましょう
余ったコーキング

あとはマスキングテープを剥がすだけ。
マスキングテープをはがす
剥がしたマスキングテープにもコーキング材が付いているので、壁や床、服や手につかないように、紙の上に優しく乗せます。
コーキングの付いたマスキングテープ
コーキング材は人体に害はありませんが、手についてしまうと、知らないうちに床や壁がコーキングだらけになって大変な目にあうので、基本的にはコーキング材にはさわらないことが鉄則です。
(タオルなども同様。タオルで手に付いたコーキング材を拭いてしまうと、次に手を拭くとき、タオルに付いていたコーキング材が手にくっつきます)
注意して作業してください!

さぁ仕上がりです。
DIYでコーキング
いかがでしょうか。
こんなに綺麗に仕上がりました。
厚塗りしなければ、1時間程度で硬化します。

作業時間はたったの5分!
やり方はかなり簡単で時間もかかりませんので、隙間を見つけたら休日にでもトライしてみてはかがでしょうか?

続いては、トイレの壁に収納をDIY 壁厚収納で見た目スッキリをご紹介します。

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