東京に住むブロガーのブログ。
東京ウェブ人

ユニクロのジーパンを評価 履き心地や縮みなど高級ジーンズと比較してみた

最終更新日:2021/07/19 カテゴリー:ユニクロ
ユニクロのジーパン

どんな人でも一着は持っているであろうジーパン
私自身ジーパンに詳しい訳ではないのですが、一度買うと長く履き続けるため、買い替えるときはなるべく長く使える良いものを選ぶようにしています。
その方が結果的に経済的で、かつオシャレにも見えます。

そして先日のこと、よく履いているジーパンの中で一番古いジーンズに穴が空いていることを発見。
本来なら穴があいても「ダメージ」として履き続けることができるのですが、穴のあいている位置が股の近くだったので「こりゃもうだめだなぁ~」と買い替えを決意したのです。

そして休日に「今回はどこでジーパンを買おうかなぁ」と考えていた時、タイミング良く目に飛び込んできたユニクロのチラシ。
『プレニアムデニム特別価格で2990円!』
ん?プレミアムデニム?
なんだそれ?


ユニクロのサイトを開き、プレミアムデニムなるものを見てみると「セルビッジデニム」というデニムを使用したジーパンで、大量生産されるデニム生地よりも品質が高いものらしい。
これが本当に2990円?
もし3000円でジーパンが1本買えてしまうのなら、予算として考えていた30,000円で10本は買えてしまう計算になります。
3000円なら失敗してもそんなに痛くない金額。
物は試しと、1本だけユニクロのセルビッジジーンズというものを買って見ることにしました。

今回は、この「セルビッジジーンズの評価」と履いてみた感想、また縮み具合などをご紹介します。

ユニクロのジーパン セルビッジジーンズ

今回購入したユニクロのセルビッジジーンズという商品がこちら。
ユニクロのセルビッジジーンズ
見た目は普通のデニムですね。
ただユニクロ独特のサイズシールが貼ってあると、なんとなく安っぽく見えるのはなぜでしょうか(笑)。

ポケットやベルトまわりはこんな感じです。
セルビッジジーンズのポケット
太ももあたりに加工は無く、ビンテージ感を出すような加工はされていません。
プレーンなデニムで、履いているうちに風合いが出てくるタイプですね。

商品タグにはこんなことが書かれています。
『プレミアムデニムの代表格であるセルビッジデニムにストレッチ性をプラス。はき込むほどに自然な色落ちが楽しめるセルビッジ本来の特徴はそのままに、驚くほど快適なはき心地を実現させています。』
ユニクロのジーパン

ユニクロのジーパンと高級ジーンズを比較

それでは、このユニクロのジーパンがどれくらいのものなのか、高級ジーンズでもある「ヌーディージーンズ」の同じストレッチジーンズと比較評価してみましょう。
ヌーディージーンズ
ちなみにヌーディージーンズとは、シルエットと履き心地にこだわったスウェーデンのブランド。
後ろポケットの位置を通常より低くしたりするアイデアで履いた時の見た目を良くしたり、使用する素材にこだわって履きごごちを追求したジーンズ作りをしています。
生産はイタリアで行われています。
歴史自体はまだ浅いブランドですが、国内外の著名人が履いていることでも有名です。

こちらがヌーディージーンズのポケット周りとなります。
ヌーディージーンズのポケット
比較してみると、ステッチの数はほとんど同じですが、縫製の仕方や糸と糸の間隔を見るとヌーディージーンズの方が詰まっていて、技術が高いように感じます。
ただ金額が全然違いますので、ユニクロはこういった部分でコストダウンしているものと思われます。

デザイン性でみると、ユニクロのセルビッジデニムは特になにもしてありません。
ポケットの位置や糸、ステッチの仕方、共に普通のジーパンと同じです。

次は生地を比較。
ユニクロジーンズの生地
ユニクロは、バングラディッシュ製で綿98%、ポリウレタン2%。

こちらはヌーディージーンズ。
ヌーディージーンズの生地
イタリア製で綿98%、ポリウレタン2%。
生地の配合割合は同じですね。
綿の品質は当然違うでしょうが、ポリウレタンの配合量自体には変わりがありませんでした。

ユニクロのセルビッチデニムは縮む?

ストレッチの効くジーパンは、一度洗濯をすると必ず縮みます
これはユニクロだからとか、安いジーパンだからとかは関係ありません。

実際にヌーディージーンズを購入した時も、店員さんから
「かなり縮みますから、2サイズくらい上のサイズを購入してください」
と言われました。
最初は半信半疑だったのですが、実際に洗濯してみるとかなり縮んで、最終的には調度良いサイズに落ち着きました。

ユニクロのセルビッジデニムも例外なく縮みます。
ユニクロの公式見解としては「約3cm縮む」ということです。
ですからストレッチ系のジーパンは、購入時に裾上げをしてはいけません。

一度家に持ち帰り、水洗いをしてから採寸を行い、再度店舗に持ち込むようにして下さい。
ユニクロの場合レシートを見せれば後日でも裾上げを行ってくれます。
ユニクロで裾上げ
どの店舗でも、後日受け取りも可能です。

ユニクロのセルビッジジーンズの洗い方

ではジーンズの洗い方と、ユニクロのセルビッジジーンズの色落ち具合をご紹介します。
通常、ユニクロやファストファッション系で使われている染料は安いものが多く、購入時に洗濯をしてみるともの凄い色落ちをしたりします。
皆さんもご経験があるのではないでしょうか?
今回のセルビッジデニムもすぐに色落ちしてしまうかなぁと、恐る恐る洗面台で手洗いしてみました。

水の温度は約30度くらい。
冷た過ぎず、暖かくもないくらい。
洗剤は使わずに、擦らず「揉み洗い」と「押し洗い」を3~4分行います。
セルビッジジーンズの洗い方
色落ちはと言うと…
ジーパンの色落ち
少しだけ水が青くなった程度。
これは意外でした。
一般的なユニクロの商品と比べると色落ちはかなり少なく、高級ジーンズの色落ち具合と大差はありませんでした。

洗濯を終えたら水を絞ったりせず、綺麗に畳んで洗濯ネットの中へ入れて、3分ほど脱水。
ジーパンを洗濯ネットに入れて脱水

そして脱水が終わったらすぐにシワを伸ばし、室内で陰干しします。
室内で陰干し
ハンガーなどは使わずに、突っ張り棒などに引っ掛けてテンションがかからないように干しましょう。

過去に紹介したパーカーが伸びるのを防ぐ洗い方と干し方も参考にしてみてください。

しっかりと乾いたら、再度ユニクロにジーパンを持ち込み裾上げをしてもらいます。
家で長さを決めてきても良い(クリップなどで留める)ですし、ユニクロの店員さんに見てもらっても構いません。
裾上げにかかる時間は約10分~20分程度。
これでやっと履ける状態になります。

※肝心の縮み具合ですが、1回の洗濯では3cmも縮んでいないように感じました。
しかし2回・3回と洗濯するうち、結果的に3cmくらいは縮んだように感じますので、裾上げ時は気持ち長め(5mmくらい)にしておくと、最終的に調度良い長さに落ち着くかもしれません。

ユニクロのセルビッジジーンズ実際に履いてみた

ここまで品質や生地・縮みについて比較してみましたが、皆さんが一番気なるのは、やはり履いてみた時のイメージだと思います。
そこで今回は、私が実験台となって実際にユニクロのセルビッジジーンズを履いてみました。
ヌーディージーンズを履いた写真も撮りましたので、比較してみていただければと思います。

・ユニクロセルビッジジーンズ前
ユニクロセルビッジジーンズ前

・ヌーディージーンズ前
ヌーディージーンズ前

・ユニクロセルビッジジーンズ後ろ
ユニクロセルビッジジーンズ後ろ

・ヌーディージーンズ後ろ
ヌーディージーンズ後ろ

写真を比較していただくと、シルエットの違いや、柔らかさによる折り目の出方の違いが分かるのではないでしょうか?

ユニクロのジーパン総合的な評価

まったく同じ商品を比較した訳ではないので、違いは出て当然。
あくまで個人的な感想を述べたいと思います。

まずは実際にジーパンを履いてみた感想から。
デニムの生地としては、どちらのジーパンもデニム+ポリウレタンが入っているので、ストレッチが効き柔らかいのですが、履き比べてみるとヌーディージーンズの方が「しなやかさ」「肌触りの良さ」があると感じました。
かといってユニクロのジーンズが固いかと言えばそうではなく、ストレッチ具合や履き心地に問題はありません。
高級ジーンズの方が『より良かった』という感想になります。

次に「履いたときの見た目」ですが、人それぞれの感覚や好き嫌いがあると思いますが、私個人としてはヌーディージーンズの方がラインが綺麗に見えて好きでした。
でもユニクロが悪いということでもありません。
普通のデニムとしてのラインは出ていると思います。
万人向けに作られたジーンズと考えれば、このあたりは無難なところに落ち着いていると言う感じでしょうか。

品質と言う意味では、ユニクロのジーパンであっても安っぽさは感じられませんでしたし、生地がペラペラということもありませんでした。
また流行のデザインを模倣した感じもなくて、デニム本来の風合いを感じることができます。
耐久面・品質面では、かなり良いコストパフォーマンスと言えるのではないでしょうか。

総合的な評価としてまとめますと、ユニクロセルビッジジーンズは2990円とは思えないジーパンでした。
1万円と言われたら高いですが、この価格なら買い!
金額的にダメージなどを気にしなくてよいので、ヘビーローテーションで使うジーパンとしてはかなり優秀と言えると思います。

具体的に言うと、GAPやH&Mでジーパンを買おうと考えているなら、ユニクロのセルビッジデニムを買った方が良いと断言できます。
価格面はもちろん、品質的にも負けていない、いや、むしろ上回っているかもしれません。
今回ご紹介した高級ジーンズのヌーディージーンズやリーバイスの上位、ディーゼルのジーパンなどと比べると、当然劣ってしまいますが、2番手・3番手のジーパンとして持っておくと、とても使いやすいジーパンと言えます。
もしユニクロのジーンズの購入を迷っているのであれば、ぜひ購入をお勧めしたい商品です。

続いては、ユニクロオンラインストアでジーンズを買うための、ユニクロオンラインストアで裾上げするためのサイズの測り方をご紹介いたします。

こちらの記事も読まれています